徳川家康が江戸の地に居城を移した頃、江戸城は老朽化した粗末な城でしたが、家康は領民のために城下町の建設を最優先に進めました。
そんなある日、不思議な文字と絵が描かれた一冊の書物が発見されました。
城下町の発展を誰よりも望む家康は、早速二つの町民たちに宝柱の捜索を命じましたが、宝柱が隠された場所はとても難しく、
なかなか見つけ出すことが出来ませんでした。
それでも、徳川幕府と町民たちはお互い協力し合い一生懸命捜索を続け、宝柱を探し始めてちょうど1年後、ついにそれぞれの町に隠された宝柱を発見したのです。
その時、どこからともなく声が聞こえてきました。
“よく全ての柱を見つけることが出来ましたね。
あなたたちには見えないかもしれませんが、宝柱が揃ったことにより二つの町には理想橋(りそうきょう)が架かりました。
そして、もう一つあなた方は大事な物を見つけました。それは互いを敬う心、協力しあう思いやりと団結の力です。
この橋が架かっている間、二つの町は永久の繁栄を手に入れることが出来るでしょう”。
その声の言うとおり、二つの町はその後末永く繁栄し、江戸の町は日本史上、最も長い間繁栄することが出来ました。
(この物語はフィクションです。)
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