1922年、再び姿を現した DESTINY ISLAND へ挑む調査団の物語

1922年 王立セントルード調査団 本部

1822年に突如現れたとされる幻の孤島 ―― DESTINY ISLAND。
王立セントルード調査団は「DESTINY ISLAND」を調査するため、とある人物によって設立された組織だ。

時は進み、1922年。
前回、孤島が現れた日から数えてちょうど100年たったその日「DESTINY ISLAND」は再びその姿を現した。

期は熟したと言えよう。
王立セントルード調査団は、長年準備をしてきた「DESTINY ISLAND」への上陸作戦を実行に移す。

作戦は調査本部班と現地調査班に分かれて行われる。
あなたは調査本部班の班長を任されており、情報をまとめ、上陸作戦の指揮とる立場だ。
通信機の前で連絡を待っていると、現地調査班から「DESTINY ISLAND」の上陸に成功したと連絡が入った。

謎に包まれた幻の孤島。
果たして、DESTINY ISLAND に待ち受けるものとは……?

今回ご紹介するお家で宝探しは「タカラッシュ!GPオンライン2022 DESTINY ISLAND -その島は、100年に一度現れる」の前日譚となる物語その2です。

タカラッシュGP(グランプリ)ってなに?

毎年、お台場やハウステンボスなど、様々な地域を舞台に開催する宝探しの祭典。
2020年からは、オンライン開催となり、日本全国から遊べるようになりました。
今年、2022年は「05月28日(土)18:00~22:00」に開催予定。

舞台となるのは「DESTINY ISLAND」と呼ばれる幻の孤島

西の海の果てと東の海の果てが合わさるところに誰も知らない島がある。

誰も知らないはずなのに、誰もがその島の話をする。
誰も知らないはずなのに、誰もがその島を目指そうとする。

あらゆる自然条件が基準を満たす、100年に一度だけ、その島に近づくことを許される。
2022年現在、上陸に成功したと記録に残っているのは100年前と200年前の2例だけ。
いずれも、その島に“とある目的”のために乗り込んだが、その目的を果たすことはできなかったようだ。

――彼らの目的は、“宝物”

誰も知らないその島には、誰も知らない宝が眠っているのだという。

時代設定は「1922年」

「DESTINY ISLAND 1922 王立セントルード調査団とバベルの塔」は、前回の調査から100年後の物語。
王立セントルード調査団は、記録に残っている、2番目の上陸者たちですね。

つまり、この「調査団の創設者」は……あの人かもしれません。
すごい出世です。まさにロマンの塊!

ちょっとした共通点が楽しいですね。
このままGPにつながっていくのかと思うと、ワクワクします。

と、いうことで。内容に移りたいと思います。

どこかで見た展開ですが……お許しください。
実はこの宝探し、「作戦は調査本部班と現地調査班に分かれて行われる」という設定上、メインが「音」となるのです。

調査本部から現地調査班に通信で指示を出し、

現地調査班から調査本部には調査結果が通信で帰ってきます。

時代は1922年。もちろんテレビ電話などありません。
連絡手段は無線通信――つまり音なのです。

現地と通信をしながら白地図を少しずつ埋めていく作業は、地味でありながらどこか楽しく、自宅が捜査本部になったかのような感覚を覚えます。

目指す先にある塔は?

「DESTINY ISLAND 1922」の副題は「王立セントルード調査団とバベルの塔」

「バベルの塔」とは、旧約聖書の「創世記」に記されている物語です。

全ての地は、同じ言葉と同じ言語を用いていた。
東の方から移動した人々は、シンアルの地の平原に至り、そこに住みついた。
そして、「さあ、煉瓦を作ろう。火で焼こう」と言い合った。
彼らは石の代わりに煉瓦を、漆喰の代わりにアスファルトを用いた。
そして、言った。
「さあ、我々の街と塔を作ろう。塔の先が天に届くほどの。あらゆる地に散って、消え去ることのないように、我々の為に名をあげよう」

主は、人の子らが作ろうとしていた街と塔とを見ようとしてお下りになり、そして仰せられた。
「なるほど、彼らは一つの民で、同じ言葉を話している。この業は彼らの行いの始まりだが、おそらくこのこともやり遂げられないこともあるまい。それなら、我々は下って、彼らの言葉を乱してやろう。彼らが互いに相手の言葉を理解できなくなるように」
主はそこから全ての地に人を散らされたので、彼らは街づくりを取りやめた。

その為に、この街はバベルと名付けられた。
主がそこで、全地の言葉を乱し、そこから人を全地に散らされたからである。

出典:「創世記」11章1-9節(Wikipedia)

バベルの塔には創世記の他にも、様々な伝承や物語がありますし、塔を作った理由も物語ごとに異なります。
けれど、最終的な着地点は似たり寄ったり。そのため、バベルの塔が持つ役割は主に二つと予想されます。

  • 「主が、全地の言葉を乱した」事から、世界にさまざまな言語が存在する理由を説明するための物語
  • 「石の代わりに煉瓦を、漆喰の代わりにアスファルトを用いた」事から、古代における技術革新と、技術への過信を神が戒めた物語

さて、幻の孤島にある、謎めいた塔。そこには一体どんな謎が隠されているのでしょうか?

前回の「1822」に比べ、難易度はぐっと上がります。

なにせ、メインとなるのは「音」
現地の内容も、出題される謎も「耳で聴きとって解く」必要があります。

そう。まずは音声を攻略しないと、視覚に頼る事が一切できないのです。

今から挑戦しようとしている方、ぜひ、大き目のメモ用紙を複数枚ご用意ください。
横着してチラシの裏などを使用した私は途中で半泣きになりました。

アレです。言葉って、大事ですね。
いや、本当に。本当に大事だと思いました(きれいなお空を眺めながら)

……

100年に一度だけ上陸が許される島。
1822年、1922年と続けて「DESTINY ISLAND」は姿を現しました。

今年は2022年。
05月28日 「DESTINY ISLAND」は再び姿を現すでしょう。
文明は進み、調査方法も進化しているはず。

その時、あなたは、島のどこを、どのように調査しますか?

キットを購入して幻の島へ、2回目の上陸を果たす

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